たまです。9
たまです、こんばんは!
徒然猫屋。さんのぼうしをかぶりました!
かわいいし、おみみもでるのできにいってます。
でもてれちゃうから、しゃしんはだめっていってます。
とられちゃうけど。
きょうは、わたしたちのおねーちゃん、めいおねーちゃんのおたんじょーびなんです。
3ねんまえに、にじのはしをわたったおねーちゃん。
わたらなかったら、いま11さいだそうです。
ママがうまれてはじめてひろった猫ちゃんなんだって。
それまでわんちゃんとしか、くらしたことがなかったし、猫ちゃんにそこまでキョーミがなかったみたい。
めいおねーちゃんにあって、かわったっていってる。
めいおねーちゃんは、そのころママがかぞくとくらしていたおうちのにわに、おちてたんだって。
うまれて2しゅうかんで、ほんもののママとはぐれちゃったのを、ばぁばとママのおにーさんがひろったの。
まだミルクをのまなきゃいけないくらい、ちっちゃかったの。
ほにゅーびんでのんでくれないから、てのひらにミルクをのせてのませてたんだって。
そんなにちっちゃな猫ちゃんをさわるのも、そだてるのも、ママのかぞくははじめてだったけど、すごくたのしかったみたい。
めいおねーちゃんがきて、ママのおにーちゃんのてんしょくがうまくいって、まねきねこだね!っていつもはなしてたんだって。
ママもかぞくも、めいおねーちゃんのみりょくにメロメロ。
猫ちゃんがトイレのしつけがかんたんだっていうのにも、びっくりしたっていってる。
めいおねーちゃんのおかげで、猫がだいすきになったって。
ママにいたっては、みなさまごぞんじのとおりの猫だいすきニンゲンになって、じぶんのじんせいは猫のためにあると思ってるらしい。
でもそれは、めいおねーちゃんだけじゃなくて、私と弟のおかげでもあるっていってる。
ひとりぐらしをはじめたママは、めいおねーちゃんとはなれるうちに、からだとこころをこわして、たおれちゃったの。
ささえがなかったんだって。
そんなママのところに、私がきて、ママはげんきになった。
弟がきて、さらにげんきになった。
みんながいなかったら、ママはしあわせじゃないよって、いつもいってるの。
猫ちゃんがいないといきていけないって。
私がママのところにきてからなんかげつかしたあるひ、ばぁばからでんわがあったんだって。
「めいがもうだめらしい」
じんふぜんっていうビョーキが、とりかえしがつかないほどすすんでいたって。
それから2、3にち、ママはじっかにかよってた。
あるひのあさ、私はママをあわてておこした。
めいおねーちゃんが、ママをよんでといったから。
ママはきづいて、あわててじっかにいったの。
そのひ、おねーちゃんはにじのはしを、わたりました。
たまちゃんがいてくれてほんとうによかった。
ママはずっとそういってたけど、とてもつらそうでした。
いまでも、めいおねーちゃんのしゃしんをみてるとき、ないてる。
私たちは、ニンゲンよりもさきに、にじのはしへいってしまう。
ちゃんとみおくってほしいっておもってる。
おわかれじゃなくて、さきにまってるね、ってだけだから。
かならずまた、いっしょにいられるから。
ママは、こうかいをしたくないからと、まいにちたくさん私たちをさわったり、いっしょにあそんだりする。
いっしょにいるじかんに、かぎりはあるかもしれないけど、私たちはいつでもそばにいられるとおもうの。
私は、めいおねーちゃんがそばにいてくれてるってしってる。
私のことも、弟たちのことも、めいおねーちゃんがよんだんだって、しってる。
だからあまり、しんぱいしないでほしいな。
まいにちみんなで、たのしくくらすのが、いちばんしあわせだよ。
だからこんやも、たくさん猫じゃらししてもらおっと!
きょうはこれでおしまいにします。
おやすみなさい!
たまでした!